日清オイリオ(元は日清製油)とキリン横浜ビレッジ(生麦)の工場を見学した。日清オイリオという社名の意味が不明であったが、油を意味する英語の「Oil」に Oilを反転した「liO」を組み合わせたオイリオ「OilliO」であることがわかった。
日清オイリオ(元は日清製油)とキリン横浜ビレッジ(生麦)の工場を見学した。日清オイリオという社名の意味が不明であったが、油を意味する英語の「Oil」に Oilを反転した「liO」を組み合わせたオイリオ「OilliO」であることがわかった。
この会社の製品は、家庭用食用油 「日清サラダ油」や「日清キャノーラ油」「ごま油」などで知られている。それらの原料はすべて植物で、世界中の産地から運ばれてきている。
大豆:アメリカ・ブラジル・アルゼンチン
キャノーラ(菜種):カナダ・オーストリア
オリーブ:イタリア・スペイン
胡麻:中国・ミャンマー・ナイジェリア
コーン(とうもろこし):アメリカ
紅花:アメリカ
ひまわり:アメリカ・オーストリア
米:日本
日本人に人気のサラダ油は、大豆原料のサラダ油、菜種(キャノーラ)原料のサラダ油、その他の原料のサラダ油が、概ね1/3づつであるとのこと。
またわたしも畑で胡麻を作っていますが、胡麻を使った「ごま油」は、畑の胡麻の株数で40株、そこから収穫した300gの胡麻が150gのごま油の製品となるそうです。畑の40株もの胡麻がたった150gの製品になると聞き、その中には多くの畑のエッセンスと太陽や大地のエネルギーが閉じ込められているのだなと感じた。
キリン麦酒の横浜ビレッジでは、期待以上の美味しい出来立ての生ビールを試飲しました。係員にビールとおつまみを交換するチケットを受け取り、約1時間の工場見学の後、待望の試飲会。ひとりあたり小さなグラスで2杯のビールが試飲できる。(飲み放題ではありませんぞ)。ビールは水が命ですがここの水は、相模湖の水を使用しているという説明があった。
この工場では、
◎ビール(キリンラガー、キリン一番絞り):350ml缶で税金77円70銭、
◎発泡酒(麒麟端麗):税金46円98銭、
◎第3のビール(その他の醸造酒・発泡性、雑種ののどごし<生>):税金24円20銭
の3系統のビールを製造している。
特に第3のビールは、原料に麦や麦芽などを使用しないで酒税を低く抑え、発泡酒よりもおよそ半分の酒税となっている安い価格のビール風アルコール飲料。キリンの製品名は、のどごし<生>で、ホップ、糖類、大豆たんぱく、酵母エキスを主原料とし、アルコール度数は5%。遺伝子組み換えの材料は使用していない。そしてあの黄金の色は、着色物を使わずに出したよし。
二つの工場見学をして、日清オイリオのサラダ油も、キリンの第3のビール のどごし<生>の材料にも、大豆が使われているという共通点があった。どちらの大豆もアメリカからの輸入がほとんど。
50年以上も昔の我が家では、味噌・醤油・お茶・油のすべてを自製していた。そのときの油の材料は、胡麻と落花生だった。
日清で落花生をサラダ油の材料に採用していないのは何故かと聞いたところ、「最近は落花生のアレルギー患者が多く、ひどい場合には死に至るという怖いものなので使用していない」という回答でした。昔は落花生のアレルギー患者などはいなかったのではないか、文明がもたらした弊害ではないかと思った。
ビール風飲料の 第3のビール(雑種)の酒税は、通常のビールの酒税の1/3であるため、安く飲めるのはありがたいことだ。またビール会社では、国の規定した酒税のうち安い酒税が適用できるビール風味の飲料開発、ビールもどきを提供しようという姿勢には頭が下がる。願わくば国税庁がこのビールに変な理由をつけて増税しないことを祈りたい。
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
このBlogを チェッカーズに追加 |
このBlogを リーダーに追加 |