2006年06月14日

黒川青少年野外活動センター

昔の柿生小学校黒川分校が昭和57年に閉校したあと、昭和58年に新たに川崎市の施設としてオープンした「川崎市黒川青少年野外活動センター」。川崎市北西部 黒川の丘陵地に位置し、四季折々の自然に満ちた青少年のための施設です。


桜の分校開所から今年の5月までの利用者総数は、265,592人を数えています。

平成17年度の利用状況を見てみると、利用団体総数は333団体、利用人数は15,137人で、月平均1,260人、毎日41人の利用があったことになります。年間利用者の内訳を見ると、日帰りが9,525人、宿泊が5,612人です。17年度は、今年の2月3月が施設の補修作業のために開所日が少なかったため、若干数字が少なくなっています。

 

はるひ野の人黒川の人南黒川の人も、黒川青少年野外活動センターに足を運び、子ども達とグランドをかけずりまわって遊んでください。そして黒川の自然の素晴らしさをあらためて実感して下さい。子ども会、幼児・子育ての自主プログラムによる利用、野外体験、親睦会、健康作りなどに積極的に利用して下さい。

 

この4月から川崎市では、黒川青少年野外活動センターを市の直営から指定管理者制度に代えて川崎市教育委員会のもとで、NPO法人国際自然大学校が運営に当たっています。

民間の野外活動教育では実績のある指定管理者が新しい考え方と取り組みでこの4月からスタートしてきました。施設が利用者により近い視線で、皆に自然の楽しさを味わってもらえるような試みがなされてきており良いことです。

 

キャンプ風景新しいプログラムを紹介すると、ドラム缶ピザ作り、スモーカー(燻製)、石焼芋、お餅つき、流しソーメン、竹ご飯、ドラム缶風呂、竹細工、ネイチャークラフト、ナイトハイク、ウオークラリー、キャンプファイヤー等多岐にわたり、青少年のみならず大人も心がわくわくするようなものが多く企画されています。

 

川崎市内で数少ない自然がいっぱいの黒川青少年野外活動センターですので、もっと多くの人たちに利用していただき、その中で緑が多い里山との共生の素晴らしさとそれを維持していくことの重要性を考えて欲しいと私は願っています。里山があるということは誰かが手を入れて、荒れ山になることを防いでいるということに思いを寄せていただきたいと考えます。

 

もちつきはるひ野の人も、黒川の人も、南黒川の人の人も 地元黒川にある公共施設 黒川青少年野外活動センターを積極的に利用しましょう。必ず事前に電話で予約して下さい。

秩序を守るため、一日の利用者数・団体数は限られています。

宿泊も含めて利用料は、現在無料です。

 

利用のお問合せと申込みは、

川崎市黒川青少年野外活動センターへ。

所在地:川崎市麻生区黒川313−9

電話 044−986−2511

ホームページ http://kurokawa-yagai.com

駐車場 3台のみ(電車・自転車・徒歩)

 

最後に、平成17年度の川崎市黒川青少年野外活動センターの職員の言葉を紹介します。

『黒川は何もないけど大人が童心に帰り、子供が夢を持てる場所』(所長 佐間田)

『子どもたちが、街灯のない夜の真の暗さや小鳥のさえずり、蝉の声に目覚める朝など、新鮮な驚きをたくさん体験しました。そして、これからも。』(職員 氷川)

『自然に恵まれた市内でも類い稀なこの教育施設を利用者と地元の方々と職員が手を携え、守り、育て、後世に引き継いでほしい。』(職員 松村)