2006年07月16日

『南斗六星』(なんとろくせい)

--南天の射手座(いてざ)にある六星の総称--

」は、柄杓(ひしゃく)をかたちどった象形文字。 

北の夜空に輝く柄杓が「北斗七星」なら、南の柄杓は『南斗六星』というわけです。


どちらも、そっくりな形をしていますが、『南斗六星』の方は、「北斗七星」に比べると、小さな、かわいい柄杓です。 

 

ところが、中国の言い伝えでは、「北斗七星」が死をつかさどる神、『南斗六星』が生をつかさどる神だそうです。 

人間の寿命は、この二人の神が、相談して決めるのだとか。 

 

天の川のほとりに、伏せたようにおかれているので、ヨーロッパでは、「ミルキーウェイ」のミルクをすくう、赤ちゃん用のスプーンにみたてているそうです。 

やはり、命を育ててくれる星なのですね。 

 

とはいえ、『南斗六星』は、それほど明るくない星が多く、「北斗七星」でさえ見えにくくなってしまった都会では、なかなか見ることができません。 

 

ぼんやりとかすむ夜空を見ながら……。 

私たちが、澄み渡った夜空を取り戻した時、生命の輝きも、はっきりと見つめることができるのかもしれない……。 

そんなふうに思えてきました。

 

(引用:山下景子氏 随筆)

 

(参考)8月の星座から「いて座」と「南斗六星」

 

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 いて座