2006年06月02日

風待月(かぜまちつき)

ささやかな風を感じて

子猫雨アニメ六月の異名といえば水無月(みなづき)ですが、語源は諸説あります。

旧暦六月は夏の盛りだったことから、水も涸れ尽きるという意味で水無月。田に水を引く月なので、水の月という意味で「水な月」(「無」は当て字)。農作業をみんなやり尽くした「皆し尽き」から水無月。雷が多いことから、「かみなり月」が「みなづき」に変化し、水無月。


異称も多く、涼暮月(すずぐれづき)、蝉羽月(せみのはづき)、神月(なるかみづき)、松風月(まつかぜづき)、夏越月(なつごしのつき)、葵月(あおいづき)、常夏月(とこなつづき)、そして風待月・・・・どれも美しい呼び名ばかりです。

 

蒸し暑い日が続くと、風を恋しく待ち、ほんのささやかな風にも喜びを感じることができます。

 

人々が、さまざまな名前で呼んだこの月は、それだけ、心がびんかんになっている、すてきな証(あかし)かもしれません。

 

(引用:「美人の日本語」 山下 景子著 幻冬舎)

(引用の許可取得済)