筑波山の南に広がる筑波研究学園都市。そこにある国立科学博物館 筑波研究資料センター 筑波実験植物園(通称:つくば植物園)へ「園芸植物のルーツを探る」というテーマで野外学習に行って来ました。珍しいクレマチスの花に魅了されました。
筑波山の南に広がる筑波研究学園都市。そこにある国立科学博物館 筑波研究資料センター 筑波実験植物園(通称:つくば植物園)へ「園芸植物のルーツを探る」というテーマで野外学習に行って来ました。珍しいクレマチスの花に魅了されました。
秋葉原から新設の「つくばエクスプレス」の快速で、つくば駅に45分で到着。新しい試みがたくさんある新線で、列車の乗り心地はとても快適でした。
植物園は国の独立行政法人で、植物分類や系統学に関する調査研究のため、植物の収集・管理・保全(約7000種類)を行っており、植物学の普及活動を図っているとてもアカデミックな所です。広さは42,400坪もあり、とても一日ではすべてを見ることができません。
「ハンカチの木」です。高さ7mぐらいの木に、白いハンカチが新緑の葉の間からヒラヒラと舞っているように見える姿は、とても奇妙でもありユーモラスでもあります。
中国原産の1科1属1種の非常に珍しい植物です。この植物を発見したのはフランス人のダヴィットという人で、この人は動物のパンダを発見したことでも知られています。
わたしは以前に東京の小石川植物園の人気者であった「ハンカチの木」を見たことがありますが、「つくば植物園」の方が立派であると感じました。
温室の中の壁に沿って「ヒスイカズラ」があり、タイミングよく名前の由来である翡翠色した
花のつぼみを付けていました。これを見ることができるのは、とても珍しいということです。
学術的に分類された多くの植物がありましたが、今回は「クレマチス展」が行われていました。
クレマチスとは、キンポウゲ科、センニンソウ属(Clematis)をさし、つる性ないしは株立性の植物群で、温帯地域を中心に約300種が、日本ではカザグルマ、ハンショウズル、センニンソウなど23種8変種が知られています。紫、青、赤、白色など色鮮やかな花を持つ園芸品種は、日本のカザグルマ、中国のクレマチス・ラヌギノーサ、テッセン、欧州のクレマチス・ウィティケラ、米国のクレマチス・テクセンシスなどを交配親として作り出されました。これらを総称して、クレマチスまたはテッセンの名で、茶花として古くから愛されています。(解説:植物園の表示を参考)
風車の羽根のような形をしているので、「カザグルマ」と呼ばれる品種があるのも理解できます。
花の直径は、7cmくらいから13cmくらいの大きさ。
黒川の好きな方が庭で「テッセン」と称して、クレマチスを育てている方を知っています。まだ花を付けてはいませんでしたが、どんな花を付けるのか楽しみです。
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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