4月18日(火)かわさき市民アカデミー みどり学の野外授業で、
1962年(昭和37年)に当時の小松製作所社長の河合良一氏が創設した日本花の会が、この
4月18日(火)かわさき市民アカデミー みどり学の野外授業で、
1962年(昭和37年)に当時の小松製作所社長の河合良一氏が創設した日本花の会が、この
桜の観光園ではなく、純粋に学術的な種の保存・研究を行っている施設なので、飲酒や宴会はご法度。ただひたすら350種もある桜を学習する場所で、1年に4月のある1週間だけ一般に開放しているもの。
わたし達はこの一般開放の18日、アカデミーの授業として 樹木医・森林インストラクターの 石井誠治先生の解説により さくらのいろいろな品種と特性を学習した。石井先生はあらゆる植物、樹木、草花の造詣・知識が深く、農場内にあるほとんどすべての桜についてガイドブックを見ることなく品種・名前をすらすらと挙げ、学術名、花の特徴、花の開花時期、繁殖地、品種の系統等を滑らかによどみなく解説される驚くべき才能の持ち主。
わたしは 余りにも多くの桜の名前に、2−30種類以上の品種を見聞すると頭が混乱し始めてくる。初歩的な認知症の自分は、もうただ綺麗だな!色が黄色か!一重か!枝垂れか!ぐらいの認識しかできなくなってきて、一体いつ昼飯にするのかなと思う始末。
ただ頭が急に回転しはじめたのは、先生の「これが薄毛大島(ウスゲオオシマ)という品種である。大島桜は伊豆七島にあり、潮風の影響を受けるために桜の葉は、ほとんど毛がないのであるが、この桜だけは大島桜に比べて、少しばかり毛があるのでそう呼ばれている。」という解説を耳にしたときである。木にぶら下がっている品種名には確かにそう書いてあった。(提供:アデランスという名札は無かった。)
もし自分が米寿を迎えられることにでもなれば、こっそり「薄毛大島桜」の苗を買って、長生きの記念植樹として畑に植えてみたいと思う。親しみを感じる桜だから。当然名札はつけないで。
名前のとおり本当に優しい穏やかで品のある桜だ。
京都の平野神社にある桜。
名前が気に入った桜。
染井吉野にやや遅れて咲く半八重咲の桜
詩人 野口雨情の庭にあった桜。
黄緑色の花を咲かせる。
漢字が書けない難しさ。
北海道松前町で作られた新しい品種。
大輪で美しい。
4月11日にも、新宿御苑の桜を見に行ったがそれに比べて、この農場は、系統的に植樹されているため、頭には残らないが解ったような気がした。
参考:(財)日本花の会 http://www.hananokai.or.jp/
<追補>
18日は、中国からの黄砂で空が覆われた。石井先生によれば黄砂は悪いことばかりでなく良いこともある由。急激な工業立国を進めている中国では、費用のかかる公害対策が後回しにされており、煙突から多量の窒素酸化物が空に放出されてそれが日本に届き、日本では酸性雨となってわたし達に降り注いでいる。ところが黄砂はアルカリ性であるため、それらが中和されることと、肥料成分が含んでいるためであるとのことでした。でも無差別に空から降ってくる黄砂は、有り難くはないとわたしは思う。
<アカデミー関連>吉野梅郷を訪ねて
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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