2006年04月10日

落札者無―はるひ野小中校整備

川崎市教育委員会は六日、川崎初のPFI(民間資金を活用した社会資本整備)方式による麻生区(はるひ野地区)での小中学校整備で、選定の結果『落札者なし』と決定したと発表した。入札には九つの企業グループが応募したが、宮崎県での汚職事件や防衛施設庁発注工事をめぐる談合事件で、三グループが失格、最後まで残った二グループは要求水準に達しなかった。落札業者が決まらない異例の事態となったことから、市教委は再入札を実施し、八月上旬までに落札業者を決定する考え。2008年4月の開校予定は変更しない。

       (日本経済新聞 2006年4月7日朝刊 神奈川・首都圏経済欄)

<参考> 黒川地区小中学校新設計画について 

     神奈川県初(仮)黒川小中校一貫校