2006年03月14日

ジャガイモの植え付け

 

3月14日(火)快晴 外気温14度

毎年お彼岸の前後に植えつけていたジャガイモを、今年は少し早く今日植えました。

メークイン 5kgとキタアカリ 5kgの合計10kg。種芋は地元の農協経由で北海道の農協から購入。収穫時は、種芋のおよそ10倍から15倍に増えるので、100kgから150kgの収量が見込めます。全て自家用で出荷はしません。

 


畑は11日に耕運機で耕しておきました。

鍬でさくを切り、30cm間隔で種芋を植え付ける。歳のせいかジャガイモ専用肥料を昨年秋に農協から購入しておいたのをすっかり忘れていて、通常の化成肥料と牛糞の堆肥を与えました。

 

牛糞の堆肥を取り出そうとシャベルで掘り返すと、中からおよそ15匹のカブトムシの幼虫が出てきました。昨年の夏に堆肥の中に卵を産み、冬の寒さを堆肥の発酵熱に暖められて冬を越してきたのでしょう。小指の太さで長さは7cmぐらいで外気温に触れて丸まっていました。聞く所によれば人間に触れられた幼虫は死んでしまうというが、やむをえず残った堆肥の中に戻しておきました。夏には元気に成虫になってほしいと願うのみ。

 

6月から7月にかけてのジャガイモの収穫が楽しみです。

 

昔はダンシャク芋を作っていたが、最近は作っていません。ふかし芋にして塩やバターをつけて食べるには最高の芋ですが、家庭料理としては煮ることが多く、形が崩れるという欠点があるからです。

昨年はトウヤという種類のジャガイモを作りましたが、今年はキタアカリにしました。トウヤというジャガイモもよい芋です。

 

わたしはカレーライスやおでんには、メークインをよく使います。

また秋に北海道へ旅行すると、お土産屋のジャガイモはキタアカリが多く、その味の良さから栗を連想させるために「栗じゃが」という名前で売られています。

 

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メークイン

メークイン特徴は、煮くずれしにくく煮物に適します。食味が良く、特に貯蔵後は甘味を増します。肉色は「キタアカリ」より淡い黄白です。

 

品種名の由来は、中世の春の村祭り(メーデー)の際、村の娘の中から選ばれる女王にちなんだものです。村人はメイ・ポールの周りで踊り、メイ・クイーンは頭に花や飾りをつけて街を行進しました。

 

わが国には大正6(1917)にアメリカより輸入され、北海道にはその年か翌年に導入されたようです。 なお、「メイクイーン」、「メークィーン」などと表記されているのを時折みかけますが、品種名の正しい表記は「メークイン」です。

 

キタアカリ

キタアカリ特徴は、ビタミンCが多く、食味も優れています。農家にとっては、早生で多収です。

欠点は「男爵薯」より煮くずれしやすく、いもの外観が劣ります。

 

食味が良いことやビタミンCが多いことが消費者にも徐々に知られ始め、北海道における平成13(2001)の作付面積は1,866haになり、生産過剰傾向となったことから平成14(2002)には1,565haに減少しました。後志、十勝、上川などで多く栽培され、「黄金男爵」、「VIP (Very Important Potato)」、「栗じゃが」などの名で売られていることもあります。

 

これらの黒川産のジャガイモは、初夏に黒川農産物直売所へ行けば売られていますので、是非ご賞味ください。