2006年03月11日

訪れ(おとずれ)

 春のメロディー

 

何かが訪れるとき、必ず音を伴うようです。                          


人が来る時は、足音、(艶かしい)衣擦れ(きぬずれ)、声、戸をたたく音・・・・。

恋の訪れは、ときめく胸の高鳴りでしょうか。

 

sansyuu1「おとずれ」の「おと」は「音」。昔は、気配やうわさ、相手からの便りや返事まで、すべて「音」といいました。

「ずれ」は「連れ」ではないかといわれています。

 

昔の人は、今よりもっと自然の音に敏感だったのでしょう。

 いつも、耳をすましていたのかもしれません。

 

sansyu2春も、さまざまな音を連れてやって来ます。

 

雪代水(ゆきしろみず)(雪解けの水)の瀬音(せおと)、杜鵑(ほととぎす)の忍び音、木々の葉ずれ・・・・。

 

あなたは、どんな音に春の訪れを感じますか。

 

 

(出典:「美人の日本語」 山下景子著 幻冬舎)

(引用許可:山下景子氏から取得済)

 (山茱萸(さんしゅゆ)の 写真:季節の花300