春よ来い 早く来い
あるき始めた みいちゃんが
赤いはなおの ジョジョはいて
おんもへ出たいと 待っている
(作詞 相馬御風 作曲 弘田龍太郎)
三月になったのに、もう春はすぐそこまできているはずなのに、なかなか暖かくならない、そんなときに思わず口ずさんでしまう歌です。
春よ来い 早く来い
あるき始めた みいちゃんが
赤いはなおの ジョジョはいて
おんもへ出たいと 待っている
(作詞 相馬御風 作曲 弘田龍太郎)
三月になったのに、もう春はすぐそこまできているはずなのに、なかなか暖かくならない、そんなときに思わず口ずさんでしまう歌です。
作詞の相馬御風(ぎょふう)は早稲田大学の出身で、母校の「都の西北」の作詞者でもあります。また、中山晋平の作曲で大ヒットした「カチューシャの唄」の作詞は、島村抱月と御風との共作によるものです。そして、このかわいい「春よ来い」のような童謡も作詞しているところに、御風の詩人としての才能の奥深さを感じます。
作曲の弘田龍太郎は、東京音楽学校(現・東京藝術大学)の教授を務めながら、「靴が鳴る」「叱られて」「浜千鳥」などの、いずれも永く後世に伝えていきたい歌の数々を作曲しました。
「春よ来い」のヒロイン、かわいいみいちゃんのモデルは、御風の娘の文子といわれています。御風は、若くして東京を去り、故郷の
まだ雪が降り積む外の風景を、出るに出られずじっと見つめる幼い娘に、お母さんがやさしく語りかけている、そんな情景が目に浮かぶようです。
(解説:NPO法人日本国際童謡館 大庭照子氏)
(出典:家の光 平成18年3月号「この歌をつたえていきたい・・・」)
(写真:季節の花300)
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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