2006年03月12日

歌劇「タンホイザー」

ある日の午後、向ヶ丘遊園駅近くの多摩市民館・視聴覚室で、会員制有志による歌劇「タンホイザー(Tannhäuser)」を鑑賞しました。


 

作品の上映時間は、3時間15分という長編ものです。

マンサク黄色今まで多くのオペラを見てきましたが、ドイツ人リヒャルト・ワーグナーWilhelm Richard Wagner)( 1813522 - 1883213日)(歌劇の作で知られる19世紀のドイツの作曲家)の傑作『タンホイザー』は、実に見ごたえのある作品で、3時間を越える長編にも拘らずストーリーに引き込まれていきました。

 

作曲と台本もリヒャルト・ワーグナーの手によるものです。

鑑賞した作品は、1978年 今から28年前のドイツ バイロイト音楽祭でライブ収録されたものでした。

 

私の理解した作品の主題は、愛の本質とは何か?人間は罪深いもの、天使の存在と役割、愛する人への贖罪、懺悔、罪を犯した人をも赦す神・・・・・。

 

東京音頭と佐渡おけさぐらいしか(音楽を)知らない自分であるが、何も知らないからこそ素直にオペラに引き込まれていくのでしょう。

先に忙中閑 がっこう」で取り上げた あおやま あずさちゃんのように 何も分からない何も知らないから、よく知ろうとしてオペラを見ている自分です。

マンサク赤

 

今から160年前に創られた「タンホイザー」は、長い時間のスクリーニングを経て、世界中の多くの人に感動を与えてきた古典的な作品であり、やはり昨日今日作られた作品とは違う品格を備えていると思います。

 

自宅でビデオやDVDで鑑賞もできますが、電話が鳴ったり宅配業者が来たりして作品に集中することが難しく、視聴覚室での鑑賞は雑音に悩まされず集中して鑑賞ができます。日本でもオペラ鑑賞となると、年金生活者の自分にはそう簡単には行けません。ましてや本場ヨーロッパへ行っての鑑賞ともなれば、費用の問題、言葉の問題、劇場での服装の問題などがあります。日本で日本語のスーパーインポーズつきの鑑賞は気楽なもので、セーターにスニーカーと言うラフな格好ですみます。

 

わたし達は20人ほどの有志が集まって『ディスク懇談会』を組織し、幹事を中心に会員制・会費制で月に一回程度多摩市民館で、レーザーディスクのオペラやバレエ、合唱曲やクラシックコンサートを楽しんでいます。

 

若干の空席がありますので、わたし達とこれらの鑑賞を希望する方は、管理人230k@mail.goo.ne.jp へメールでご連絡ください。お待ちしています。

 

(写真は畑のマンサクの花(平成18年2月撮影)

 枝いっぱいに花を咲かせるので満作、また「まず咲く」がなまった?)

 

(参考)

  歌劇 「仮面舞踏会」

  http://haruhino.livedoor.biz/archives/50545916.html

 

  歌劇 「白鳥の騎士:ローエングリン」

  http://haruhino.livedoor.biz/archives/50592166.html