2006年03月03日

雪洞(ぼんぼり)

 ・・・あかりをつけましょ ぼんぼりにー・・・(サトウハチロー)

 

もともと雪洞(ぼんぼり)は、「せっとう」と読んで、お茶席にお客様がいない時、炭を長もちさせるために炉にかぶせておく覆い(おおい)のことでした。


白い紙で作り、くりぬいた窓をあけていたので、雪の洞穴(どうけつ)に見立ててそう呼ぶようになったのでしょう。

それを照明器具にしたのが雪洞だといわれています。

 

ぼんぼり」は、ぼんやりとか、ほのかという意味の言葉。あかりが、ぼんやりと見えるので、こう呼ぶようになったのですね。

 

ひな祭り

 

最近では、ひな祭りよりお花見の時のほうが活躍するかもしれません。

雪洞が演出するほのかな明かりは、艶かしい春の風情です。

 

 

何でも、はっきり見えるのがいいとは限りません。

雪洞のようなやさしい眼差し(まなざし)も、時には必要かもしれませんね。

 

(出典:「美人の日本語」 山下景子著 (株)幻冬舎)

(「美人の日本語」からの引用は、山下景子氏の許諾受領済)