2006年02月11日

野外研修会

2月10日(金)は、かわさき市民アカデミー友の会(会員の親睦団体)の野外研修があり、空っぽの頭に僅かばかりの知識と知恵を充電するために参加しました。


 

午前中はJR南武線尻手駅近くにあり東京電力が運営している「電気の史料館」で、研修。入館料大人500円。

 

水仙史料館の目的は、「日本の電気事業がエネルギーセキュリティを確保しつつ、環境問題に配慮しながら、電力供給の安定性や効率性を追求し続けた100年以上の歴史や、電力・電機産業が担ってきた発電機や変圧器などの「もの作り」の重要性を、実物の展示を通してご理解いただくことをめざしたもの」とのことです。

 

 

東京電力のOBが、館内の展示物をじっくりと、経験も踏まえて1時間以上にわたり解説される大変内容の濃い展示館です。国の基礎エネルギーである電気を扱っている会社だけあって、展示も時系列的・学問的になされていて、浅学の自分にとってはとても勉強になりました。

 

40数年前に習った電気の基礎:オームの法則、キルヒホッフの法則等の言葉、また電気実験で使ったアメリカ製の「ホイートストンブリッジ」なども展示されていてとても懐かしさを感じました。

 

電気をあらわす「エレクトロン」という言葉は、今から2600年前のギリシャ人 タレスが、琥珀を擦ると静電気が発生したことにちなみ、琥珀を意味するギリシャ語であるということを解説者の説明で知りました。(私の耳の聴力が衰えていなければ、また勘違いでないことを願います。)

 

午後は川崎駅から大師線で二つ目にある鈴木町駅前の 味の素株式会社川崎事業所で研修。ここは、あの「味の素」「中華あじ」「ほんだし かつおぶし」「Cook Do」などを生産している主力工場です。味の素の原料は、「さとうきび」でありこれを絞って糖蜜をつくり、発酵菌を加えることでグルタミン酸が生まれ、これが主成分だそうです。昔は小麦や大豆を原料にしていたこともあるとのこと。味の素の97.5%がグルタミン酸ナトリウムで、残りの2.5%は干ししいたけやかつおのうまみ成分で構成。

 

発売当初の頃、巷では「味の素の材料は蛇を使っている」といううわさが、同業者のやっかみから流されて、それを取り消すのが大変だったそうです。

 

梅の花4つの基本味として、甘味・酸味・塩味・苦味があり、それに味の素等の「うまみ」が第5の味覚として加えられて、現在は「UMAMI」が国際的な共通語となっているとのことです。

 

工場の生産現場に、自分が現役時代に企画を担当していた製品が今でもひっそりと活躍しているのを目にしていたく感激しました。

 

 

 

帰りがけに売店へ寄り、いたずら心で「「アジノモト(味の素)」と「カミノモト(髪の素?)」を一つづつ下さい!」と言うと、売り場の女性は瞬間顔をしかめていましたが、私のおつむをチラッと見てすかさず、「御免なさい!「カミノモト」は、ただいま売切れです。」と返されました。

とても楽しい一日でした。

 

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***再確認***

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1.第3回 演芸会が、 2月12日(日)栗木公会堂で開かれます。是非お出で下さい。

2.かわさき市民アカデミー会員申込締切日が、 2月15日です。希望される方は、お早めに。

3.子育てサロン「はとぽっぽ」が、2月16日(木)栗木公会堂でありますので、3歳までのお子さんがいるお母さんは母子共々参加してください。


Posted by tomato1111 at 00:00