2005年11月26日

地球と人間の歴史

今日は、宇宙が誕生してから地球が生まれ人類が生れたわけですが、その長さを理解しようと考えます。

46億年前に地球が誕生してから現在までの時間を、1週間の長さに置き換えて考えて見ましょう。


46億年前の地球誕生を日曜日の午前0時0分とすれば、わたし達の祖先 ホモサピエンスが誕生したのが今から3万年前ですので、1週間の長さで見ると、土曜日の午後11時59分56秒であることが分かります。

即ち、1週間は168時間ですので、人類が生れたのはたった4秒前のこととなります。

『宇宙は謎がいっぱい』(的川泰宣・著、PHP文庫)より

今 か ら 曜日 時 刻 内  容
46億年前 日曜 午前0時0分0秒 地球誕生
40億年前 午後9時55分 原始生命誕生
35億年前 月曜 午後4時10分 バクテリア出現
30億年前 火曜 午前10時26分 光合成をおこなう生物出現
23億年前 水曜 午後0時0分 酸素をとりこむ細菌出現
18億年前 木曜 午前6時16分 細胞に染色体をもつ生物出現
12億年前 金曜 午前4時10分 動植物の共通の祖先誕生
6億年前 土曜 午前2時5分 三葉虫など進歩した生物出現
4億年前 午前9時0分 安定したオゾン層形成
3.6億年前 午前10時51分 シダ植物繁栄、昆虫が栄える
3.1億年前 午後0時0分 両生類からハ虫類が進化
2.3億年前 午後3時36分 ハ虫類から原始的ホ乳類進化
2.1億年前 午後4時20分 恐竜の時代はじまる
1.6億年前 午後6時9分 始祖鳥出現
1億年前 午後8時21分 被子植物出現
6500万年前 午後9時38分 恐竜が大絶滅
5000万年前 午後10時11分 大型のホ乳類が出現
1400万年前 午後11時30分 原始的な霊長類ラマピテクス出現
300万年前 午後11時58分25秒 人類の祖先・アウストラロピテクス出現
50万年前 午後11時58分54秒 原人(北京原人など)出現
3万年前 午後11時59分56秒 新人(ホモサピエンス)出現
1万年前 午後11時59分58秒 農耕がはじまる

 

次に、宇宙の誕生が今から150億年前と仮定すれば、同じスケ    ールで考えると、地球が出来たのはそれからおよそ15日と19時間50分後となります

今度は宇宙の誕生(ビッグバン)を1月1日の午前0時0分とすれば、地球の誕生は、1月16日の夜7時50分ごろとなります。

そして表のように地球が誕生してから、1週間かかってようやく人類の時代となり、この時間の長さの中では人類が文明を持ってから僅か1秒しか経っていないことになります

宇宙の誕生・地球の誕生と言う時間の長さの中で、人類の誕生を考えれば、僅か1秒前の出来事なのです。その中で私たちは、喜んだり哀しんだりしているわけですが、何か取るに足らないようなことで貴重な時間を無駄にしないようにしたいものです。

 

(出典:宇宙航空研究開発機構のホームページ)

     http://spaceinfo.jaxa.jp/note/shikumi/j/shi04_j.html 

                  

堅いお話にお付き合い頂き感謝いたします。お疲れ様でした。